お知らせ
【協会けんぽ】令和8年1月から電子申請サービスが導入予定
近年、企業や個人が行う各種手続きにおいては、従来の書面による申請に加え、電子申請の利用が広がっており、利便性や処理の迅速化などの観点から、電子申請の導入は今後さらに進むものと考えられています。一方で、傷病手当金や出産手当金など、協会けんぽへの給付に関する申請については、これまで電子申請に対応しておらず、現在は紙による申請が必要となっています。
こうした状況を踏まえ、協会けんぽでは加入者の利便性向上や申請者の負担軽減、そして業務の効率化を目的として、令和8年1月から新たに電子申請サービスを導入する予定であることを公表しています。概要は以下のとおりです。
現時点で発表されている内容によると、対象となる申請書類には傷病手当金や出産手当金のほか、出産育児一時金や療養費など、複数の給付申請が含まれる予定です。電子申請を利用することで、これまでの書面申請では把握が難しかった申請の進捗状況などを、リアルタイムで確認できるようになります。
申請対象者は、被保険者、被扶養者、社会保険労務士に限定されており、現段階では事業主による申請には対応していないとのことですが、今後は利用対象者の拡大も検討されており、より利便性の高い運用が期待されています。